お金をせびられるそんな人生

今日はAさんという人から請求書が届きそれで●●万円を

支払に行って来た。

簡単に言えばお金をせびりに来るのでしかたなく

そんな表現が適切なのかも知れない。

人から聞いた話だがAさんは少しノイローゼのような感じで

お金に追い詰められたところがあるようで注意しろ!

との情報だった。

なにかとてもさみしい・・・そんな1日だった。




Aさんのお父さんのZさんと俺の親父は長年の友人でどちらも

商売をやっていた。

俺の親父が先に死んだので、もう何年前だろうか?Zさんと

お金の事で俺も話をする機会があった。

なにか困った感じの雰囲気というか、お互いあまり

したくない話題だったのだと思うのだが、そのとき彼は

「子供達には十分なお金を残すのであなたには迷惑をかける

こともないようにします。お前の親父と俺は友達なので、

お互いに協力できるような感じで」

そんな感じの台詞だったろうか・・・

俺のほうも「お互い貸し借りなしで手を打ちましょう。

古い話はもうお互いに忘れましょう」そんな台詞を言った

と思う。




Zさんというのはすごい資産家のボンボンという感じで

アマイというか

商売などにはあまり向いていないところがあった。

お金にだらしないようなところがあると言えばよいの

だろうか?

あるとき彼が商売に失敗して大変な時期があり泣きつかれた。

土下座する彼が言う「もうクビを吊るしかない。

助けてくれないか俺は友達じゃないか?お前は友達を

見捨てるそんな人間なのか?」

俺ではなくて、俺の親父が、助けてあげたことがあった。




昔だれかが言っていたんだが、「人に対しておこなうことは

いつか自分に返ってくるんだと、それが人生なんだと」

つまり

人を見捨てる人間はいつか自分も同じように見捨てられ、

人を虐めることを繰り返す人はいつか自分も同じ目に遭う

という

そんな内容だったと思う。

いつか商売人なんかが言っていたような気がする。




結局そのまま≪ 人が死ぬのを見殺し ≫には出来なかった!

それはなにか心の中の弱さのようなものなのかもしれない。

つい、助けてしまった。

Zさんに俺が会ったときに、彼が「自分の立場はわかって

います」そんな感じのことを言うので、

俺も古い昔の過ぎた話はやめましょうと言い、

彼が「自分の人生の幕の引き方は考えています」という

言葉を信じてしまった!




ご子息さまも評判ではお金の使い方が荒いということを

聞いていたが俺的には、ここまでくると≪ 想定外 ≫

という感じだろうか。

「あなたのお父さんの不備を見つけました」という感じで

証明書をつけて請求されればそれは支払しかないと思う

のだが、なにかお金にすごくせっぱつまった感じが

とてもさみしく感じられ、

もう1年半前だったと思うが、

「この件は支払えないと考えますが」

と俺が言ったことがある内容で、そのときには1度

「そんな古い話のものは私も請求なんて絶対しませんよ」

と答えた人間がお金に困ったことが原因だろうが、

言いにくいんで証明書までつけてくるのだろうが、

なりふり構わずという感じがしてしまう。




「こんなやつらなんか助けなけりゃ良かったんだろうか?」

「いっそのことAさんが交通事故にでも遭ってそのまま

死んでくれれば、そのとき俺は笑えるんだろうか?」

「次はまた別の悪魔のようなやつがやってくるんだろうか?」

お金の問題、時効の問題そんなもの以前にそんなことが

あたまをよぎり

なんだろう! こころが痛くなってしまった! 

今日はそんな"とてもさみしい1日"だった。



Cさんからメールが届いていた。

「お元気そうですね。商売繁盛してそうですね?なにか秘訣は

ありますか?」

俺は答えた。

「俺はね、別になにも特別なことなんかしてませんよ。

最近思うのですが、リーダーなどやっている人って強そうです

よね?

弱音を吐かない感じというか。

でも俺のこともすごく勘違いして美化しているというか、

勝手に強そうとか思っている人がいたんですよ。

”あいつはすごい”みたいな・・・



別に強くもなければ才能もなくて、”カッコ悪い”

そんな感じなんですよ実際はね。

ビジネスで知り合う人など周りにはなんか弱そうな人が

いたりしますから、

なんかプライベートなんかで嫌なことあっても心配などを

する人が出ないようにちょっとだけ強そうな感じを

装っているだけだと思うんですよ。

最近思うのは、なんか弱音を吐く人なんかに対して

俺の弱さとか、カッコ悪さのような、

もっと本音のようなものを誰か1人でも良いので

読んでくれる人がいれば、そんな感じでなんかブログが

ただの日記になっていっています。」

と返事を書いた。



すっげ〜〜〜カッコ悪い俺、お金をせびられるそんな人生。

もうちょっとで涙が出てきそうな、

落ち込むようなことがあった日でも

仕立ての良いスーツなんか着て、問題もないような

そんな幸せそうな顔している

ただのどこにでもいるような、うそつき野郎なのかも

しれない。



昔女の人に「彼女の前で泣けない男って好きになれない」

と言われた。

たぶん1回でも泣き崩れることでもしてしまうと、

がんばってきた今までの俺の人生が

すべて台無しになってしまうようなそんな気がする!