もうすぐクリスマス

懸賞・小遣い ちょびリッチ


もうそういえばクリスマスのシーズンだ!

会社でファミマの店長が持って来た『試作品のケーキ』を食べた。

でもこれがメチャクチャ小さい、たった1口で食べ終わるそんなものが1人に

つき『たった2つずつ』配られたのだ!

う〜んこれでは味もよくわかんないなあ〜と思うのは俺だけ!?

それとも店長がケチなのか!?



クリスマスケーキといえば最近は近所のセブン(セブンイレブン)で

毎年買わされている・・・単に家族で経営している人と俺の家族が結構

仲が良いのでそんな付き合いから来るのだろう!

自宅に電話がかかってきて「クリスマスケーキ買ってもらえない」というので

「じゃあ小さいのを1つね」というと「じゃあ今度カタログ持って行くね」

というので「どれでもいいわよ」なんて答えていた・・・

こんな影響でいつも毎年おいしくないケーキを食べるクリスマスとなって

しまうようだ〜



昔親父はそういえばよくクリスマスケーキを買っていた。

自分の食べる分とかでなくて、人にプレゼントするのを買うのだ、

それも手にもてないくらいにいっぱいに!

それで来るまで配って回っていた「今日はクリスマスだからケーキくらい

食べなきゃダメだぜ!」そんな洒落た台詞を言いながら

回る家のチャイムをピンポーと押して玄関先などで渡すのである!

それを車で回っていた、まるでサンタクロースのように・・・




親父に『ランドセルを買って来てくれないか?』と春の季節に言われたことが

ある。『俺もランドセルがいくらくらいが相場なのか価格なんかもよく

わからんのでそんな上等なつでなくていいからな』そう言うので俺も

デパートによってそんなに高くないランドセルを買ってきたことがあった。

『いくらしたんだ』と言うのでたしか2・3万円だったと思うがそう答えたら

親父がお金をくれた。そして電話をし始めていた。

30分くらい経った頃におばあさんに連れられて幼稚園生の元気の良い男の子が

自宅を訪ねてきた。親父が言った『俺もそんな高いのは買えないからな』と

男の子にランドセルをプレゼントしていた。

随分親父に対して馴れ馴れしいような口調だったので最初は【親父の友達か?】

と思ったくらい元気が良かった。

そのこたちが帰った後で親父が言った。『あいつは自分の親父に捨てられた

ようなものでその親父の母親つまりおばあちゃんが育てているんだ。少し

ませているだろう!ちょっと生意気なところがあるんだがそんな環境を

全然感じさせない元気よさが俺も気に入っていてなあ〜

ランドセルくらい持っていかないと学校でいじめられるんじゃないかと

心配もするしな』そう言っていた。




何気ないところで自分の親父なんかの【意外な一面】などを見たりすることは

誰にでもあると思うが、俺にはなんか同じようなことができそうもないような

そんな気がした。

ちょうどその元気な男の子が小学校3年生くらいの頃だったろうか、

俺の親父が死んだ通夜に夜19時頃だったかおばあちゃんと来てくれて、

手を合わせてそして目をつぶって声に出して焼香の際に言った。

『じいちゃん、今まで僕によくしてくれてありがとうね。僕はじいちゃんが

いなくても負けずにがんばっていくからね』そんなことを言っていた。

後日自宅にまた焼香しに来てくれたときに『じいちゃん良く眠れてますか』

と言って手を合わせていたんで後で『お前がんばるって言っていたけど何を

がんばるんだ?』って聞いたら『僕はいじめられて学校を休んだりしたら

じいちゃんにたくさん怒られたんだ。でももう会えないと思って、叱ってくれ

る人もいないと思ったら、がんばらないとじいちゃんと眠れないかもしれない

と思って・・・』と言っていた。

そんな言葉を聞くと落ち込んでいる俺も、『少し休んだらがんばるか』という

ような感じになっていき、そのときはなんだか少し救われたような気がした。



なんといえばよいのだろうか!?

親父にできることでそんなに難しくもないようなことなんかでも俺にはできそう

もないことがいまだいっぱいある!

追いつけないのだ。でも俺は俺なりの人生で良いとも思うが・・・